店のこだわり

他店にはないインパクトを

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近年、「コラーゲン」という言葉をよく耳にするようになった。「美肌に効果アリ!」などのうたい文句が女ゴコロを刺激し、サプリメントや化粧品などが市場にあふれている。食品に関しても同様で、ボール状のコラーゲンを鍋に入れる…なんて店も増えてきた。食べて美しくなれるかどうかはさておいて、やはりおいしくなければ意味がない。その辺はどの店も趣向を凝らしているが、実はブームになるずっと以前からコラーゲン満載の具材に使っているラーメン店があった。らーめん膳の「なんこつらーめん」は8年前の開店時から提供している。店長の副島真人さんの実家は肉の卸売業を営んでいて、豚ナンコツが大量にあった。「他店にはないインパクトを」という理由が主だったそうだが、時代が後から猛スピードで追い付き、今では提供数も増加しているという。
もちろん味についても抜かりはない。居酒屋で見かけるナンコツのから揚げのような、ゴリゴリした硬さは皆無。プルプルの肉の中に潜むナンコツは、程よい食感でかみ切れ、子どもにも大人気だとか。ショウガと一緒に圧力鍋で煮込んで臭みを取り、柔らかくしてから漬け込むので、ナンコツの奥まで甘辛いタレが染み渡る。
 新潟WEEK!より

ジャンボギョーザの特製具材

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ひき肉は国産もち豚、野菜は地元のものを使用。あんのうま味が逃げないように、厚めの皮でしっかり包み、大ぶりに仕上げています。